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2008年9月

秋学期も日仏通信講座の和文仏訳

お金がなくても平気なフランス人 お金があっても不安な日本人 (講談社文庫) Book お金がなくても平気なフランス人 お金があっても不安な日本人 (講談社文庫)

著者:吉村 葉子
販売元:講談社
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 秋学期も日仏学院通信講座の和文仏訳を申し込みました。

何かこれが一番お得でおすすめのような気がします。

今年始めにとった「文法とディクテ」は課題の内容から見てお値段がちょっと高すぎるような気が。問題は書き換えが殆どで、これなら欧明社あたりで市販のテキストを買って一人でやっても同じじゃないのと思いました。

ただ初級のかたは、独学だと自分でテキストの解答と照らし合わせながら答え合わせをしてもスペルミスなどの細かい間違いを見落としてしまい、ケアレスミスがそのまま固定化してしまったりするので、単純な問題でも添削してもらったほうがいいと思います。

さて、通信はどの講座も1学期に5回、隔週に答案を提出します。

和文仏訳は1回に2つ課題があります。

さて、第一回目の課題のひとつが上の本の抜粋でした。

フランスに滞在したことのある女性が書いたらしいのですが、いわゆるよくあるおフランス礼賛本のようです。

本を読んでいるわけではないので、あくまで抜粋された部分についてですが、彼女によれば、フランス人は政治や経済、学校教育などに起因する将来の不安のために子供をあきらめるなんてことはないそうな。たとえ戦争や恐慌の最中でも子孫を残したいという人間の意志をさまたげるものは何もないんですと。(まあ生存の危機がせまっているときには子孫を残そうという本能的な衝動はおこるのでしょうが、衝動は意志ではありません。)カップルが結婚していようがいまいが、それと子供を持つこととは何の関係もないらしい。

ま、フランス人が自由な意志の持ち主で自分に忠実に生きているっていうことを礼賛したいらしいんですけど。

それにしても、著者はかつてフランスが少子化で悩んでいたことや、それを克服するためにいかにさまざまな制度が導入されたのかご存知ないのだろうか。結婚していない女性がなぜ安心して子供を産めるようになったのか、なぜPACS(婚姻関係にないカップルにも夫婦と同じ権利を認める法律、同性愛のカップルにも適用される)があれだけ物議をかもしたにもかかわらず制定されたのか、そんなことはどっかふっとんじゃっているらしい。

いくらフランス人がノー天気だからって将来の保証がまったくないのにポコポコ子供は産まないって。

フランスに限らず外国に住んだことのある人が、自分の身のまわりの限られた体験と単なる印象だけでその国の全てをわかったかのごとく無批判に礼賛したり、反対に批判しまくったりしている本が売られていますが、執筆する前に、せめて主要な統計や制度の成り立ち、現代史などにちょっとでも目を通していただきたいものです。

でもわが国の(前)大臣も、統計を全く無視した発言を最近してたしなあ。

ところでこれを課題に選んだ講師の意図って何だったんだろう。

案外ヨイショされたのを素直に喜んでたりして。

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ポルトガル料理ってかいもく見当がつかない

家庭で作るポルトガル料理 魚とお米と野菜たっぷり   [本] ポルトガル語の教科書も1巻の最後の章にたどり着きました。

テーマはポルトガル料理です。

ポルトガル料理には干鱈がつきものといったぐらいの知識しかありませんでした。

そんなわけでテキストには知らない料理がつぎつぎ出てきます。

caldo verdeというジャガイモと青菜のスープが有名らしいです。ポタージュのように裏ごしたものではなさそうです。

caldeirada a' fragateiraは土鍋でつくった魚のシチューらしいです。ポルトガル版ブイヤベースみたいなもんらしいです。

carne de porco a' alentejanaは豚肉とアサリで作るそうです。

どれも全然想像つきません。

スペインには行ったことがあるし、スペイン料理屋には時々行くので色んな料理を知っているのですが,スペインとポルトガルでは味付けもけっこう異なるようです。

ポルトガルのワインも知りません。

以前ポルトガル土産にvinho verde(軽い発泡性のちょっと緑がかった白ワイン)をもらってとてもおいしかったのですが、後にも先にもその1本飲んだだけです。

レクイエム (白水Uブックス―海外小説の誘惑) Book レクイエム (白水Uブックス―海外小説の誘惑)

著者:アントニオ タブッキ
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 そういえば、タブッキのレクイエムに色んな料理が出てきたのを思い出しました。みんなアレンテージョ地方の郷土料理らしいです。

フェイジョアーダ: インゲン豆のスープ、地方によって作り方は異なるようです。ブラジルのものとは全然違うらしいです。

ドーロ風サラブリーリョ: タブッキの描写によれば、「見るからおそろしげな姿をしている」ようですが、口に入れると「洗練のきわみともいえる味」らしいです。豚肉と内臓を白ワインと香辛料で煮て最後に煮つめた血(怖そう)を加えます。フライドポテトかポレンタ、またはライスを付け合わせます。小説ではこれにレゲンゴス・デ・モンサラースという赤ワインを合わせてます。

パポス・デ・アンジョス・デ・ミランデーラ(ミランデーラの天使の二重あご): 小船の形をした小さなタルト菓子。卵とアーモンドで作ります。

パン粥各種: ミーガス、アソルダ、海鮮パン粥のアソルダ・デ・マリスコス

サルガリェータ: ジャガイモやソーセージを使ったスープ

アロース・デ・タンボリル: アンコウのリゾット

ボルバ風エンソパード・デ・ボレギーニョ: 子羊と内臓のシチュー

なんともタブッキの食に対する関心ぶりがうかがわれます。

それにしても、”供述によるとペレイラは”でペレイラが殆ど香草入りオムレツしか食べていないのに比べてずいぶんの差です。

アレンテージョ地方に行ったとき、郷土料理を食べて大きなインパクトを受けたのでしょうか。

日本の首都圏にはスペインレストランは数知れずありますが、ポルトガルレストランで私の知っているのはマヌエルだけです。

ただしどの店もまだ行ったことはありません。

渋谷店はふつうのレストランのようです。

四谷店はファドハウスでファドのライブが聴けます。

高輪店はシュラスケリアで炭火焼きの料理がメインらしいです。シュラスコといっても、ブラジルのそれとは全然違うものらしいです。

丸の内店はマヌエルのなかで一番新しい店のようですが、ここもふつうのレストランのようです。

一度は行ってみなくちゃと思いながら、まだ果たせません。

   

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ノンロソッ!

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 以前のことですが、イタリア語のクラスメイトがふっつり来なくなりました。

フリーランスで活躍なさっていた方だったので、仕事がいそがしくなったのだろうと気にもとめず、じきに私もそのクラスをやめたので消息を聞くこともありませんでした。

先日、つけっぱなしにしていたテレビニュースでその方の名前が聞こえたので何だろうとテレビの前に行くと、彼女が自ら命を絶ったことを伝えていました。

とても美しい方でした。ほんわりとしていて、いまどきの新興令嬢とは異なる本当のお嬢さんでした。

マスメディアにかかわる仕事をなさっていたにもかかわらず、その世界の人にありがちなすれたところが全くなく、少女がそのまま大人になったような無邪気な雰囲気をたたえていました。

反面、マイペースも筋金入りで、他人には決して侵させないといった芯の強さも感じられました。

一緒に学んだイタリア語の授業は予習が前提で、先生が次々と生徒を指して質問をぶつけていく形で進められます。

生徒は一応事前に準備して授業にのぞむのですが、しばしば答えに窮することもあります。苦し紛れに思いつく限りのことを言ってみますが、先生が見当違いの答えを容赦することはなく、追求の手もゆるめません。

ただその方だけは、質問が自分の手に負えないとわかるや(あまり予習もしていらっしゃらなかったのですが)、すぐにためらうこともなく可愛らしい声で

"Non lo so!"(ノンロソッ、わかりませんっ)

とおっしゃるのです。

彼女に限っては先生も仕方がないわねえという感じで笑い、他の人に同じ質問を振り向けました。席順の関係で、お鉢は大概こちらにまわってきてあたふたさせられたものです。

私も堂々とノンロソッと言いたかった。

悲報を聞いた途端,ノンロソッという可愛らしい声が耳元に蘇ってきていまも耳から離れません。

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何語で計算してますか

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  NHKラジオフランス語講座の冒頭で、先月あたりからレナさんがフランス語で簡単な計算問題を出題しています。

この番組を聴いていらっしゃる方は多いと思いますが、皆さん何語で計算なさってますか。

以前、英語のクラスで先生(アメリカ人)が「いまから計算問題をやってもらうけど絶対日本語で考えないで答えてね」と言いながら、簡単な足し算と引き算の問題が書いてある紙を配りました。

(レナさんの出す問題よりはちょっとむずかしかったです)

う~ん、追い払っても頭の中に日本語が入ってくる。

すると先生が面白い記事を見つけたとコピーをくださいました。

記事によれば、

どんな完璧なバイリンガル(またはマルチリンガル)でも、計算するときの言語はひとつに限られているのだそうです。

そして計算をしている時に使用している言語がその人の第一言語だということなのです。

成程なかなか説得力のある話で面白いと思いました。

それから何年か後にブラジル旅行をしたのですが、現地で日本語とポルトガル語の完全なバイリンガルの日系人の方とおしゃべりしているうちに例の説を思い出しました。

そこで何語で計算するかたずねると、弟さんは日本語でするけれどお姉さんはポルトガル語でするとおっしゃいました。 

お二人とも小さいうちから日本語学校に通わされて、読み書きのほかに計算も日本語で学んだのだそうです。ただ弟さんは小学校に上がる前に日本語で計算を習ったのに対し、お姉さんのほうはすでに小学校で計算をポルトガル語で習ったあとに日本語学校でも学んだのだそうです。

どうやら計算するときに使う言語は、計算のやり方を習得する過程で使った言語と一致するらしいのです。

彼らの話を聞いてから、一概に計算する時に使う言葉がその人の第一言語というわけでもないらしいと思うようになりました。

その後、それに関する論文とか記事がないか気をつけているのですが、いまだにお目にかかりません。

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うっ、ポルトガル語が出ない

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 9月に入り、外国語のおけいこ再開。

トップバッターはポルトガル語でした。

長年やった言葉でも少し離れているとすぐには出てこなくなります。

まして始めたばかりのポルトガル語。

夏休みといってもたった2週間でしたが、一昨日のガイド試験のこともあって、8月に入ってからはレッスンで教科書を開くのみ。夏休み前からもうかなりあやしくなっていました。

(でも受験勉強のほうも結局オリンピックをだらだら観ていたので、本腰をいれ始めたのはオリンピックが終わってからです。)

単語をすっかり忘れていて、自分で言えないばかりではなく、先生のおっしゃることも、この言葉聞き覚えはあるんだけどなあ、というだけでただただちんぷんかんぷん。

動詞の活用なんかぐぢゃぐぢゃ。過去形ちゃんと覚えてなかったです。

ハイ、これからは心をいれかえて真面目にやります。

ところで今日、教室に目新しいミニコンポが鎮座していたのを目にとめていたら、夏休みにあちらに帰国なさって新しい教材を仕入れたのか早速リスニングをやらされました。

もちろんわかりません。

先生の発音にはだいぶ慣れてきましたが、リスニングで聞かされるポルトガル人の発音は未だに聞き取れないです。

3回ぐらい聴いてやっとおおよそのことがわかる程度です。

もともとリスニングは苦手で、ドイツ語やイタリア語の試験でも点数悪かった。

さて、今回の内容は女の人が朝何時に起きて何をやってと自分の一日の行動を語っているのですが、ポルトガル語では「目覚めるACORDAR」は再帰動詞ではなく自動詞だったのです。

何回か聞いてから、その女のひとがいったことを全部その通りにいわせられました。当然目覚めるは再帰動詞だと思って

Acordo-me por volta das seis e meia

(アコルド ム プル ヴォウタ ダシュ セイシュ イ メイア、6時半ごろ目が覚めます)

と言ったらacordarは再帰動詞ではないといわれました。

結構この間違いをする人が多いんですって。

フランス語のSE REVEILLERもイタリア語のSVEGLIARSIも再帰動詞なので、かえってこれらの言葉を知っている人は間違えるのかもしれません。

(ただ辞書にはACORDAR-SEで目覚めるの意味ものっています。)

ひとつの動詞が自動詞にも他動詞にもなるのと、他動詞と再帰動詞になるのと、いちいち覚えなければならず面倒くさいです。

ちなみにポルトガル語の起きるはLEVANTAR-SEで再帰動詞になります。

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