秋学期も日仏通信講座の和文仏訳
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お金がなくても平気なフランス人 お金があっても不安な日本人 (講談社文庫) 著者:吉村 葉子 |
秋学期も日仏学院通信講座の和文仏訳を申し込みました。
何かこれが一番お得でおすすめのような気がします。
今年始めにとった「文法とディクテ」は課題の内容から見てお値段がちょっと高すぎるような気が。問題は書き換えが殆どで、これなら欧明社あたりで市販のテキストを買って一人でやっても同じじゃないのと思いました。
ただ初級のかたは、独学だと自分でテキストの解答と照らし合わせながら答え合わせをしてもスペルミスなどの細かい間違いを見落としてしまい、ケアレスミスがそのまま固定化してしまったりするので、単純な問題でも添削してもらったほうがいいと思います。
さて、通信はどの講座も1学期に5回、隔週に答案を提出します。
和文仏訳は1回に2つ課題があります。
さて、第一回目の課題のひとつが上の本の抜粋でした。
フランスに滞在したことのある女性が書いたらしいのですが、いわゆるよくあるおフランス礼賛本のようです。
本を読んでいるわけではないので、あくまで抜粋された部分についてですが、彼女によれば、フランス人は政治や経済、学校教育などに起因する将来の不安のために子供をあきらめるなんてことはないそうな。たとえ戦争や恐慌の最中でも子孫を残したいという人間の意志をさまたげるものは何もないんですと。(まあ生存の危機がせまっているときには子孫を残そうという本能的な衝動はおこるのでしょうが、衝動は意志ではありません。)カップルが結婚していようがいまいが、それと子供を持つこととは何の関係もないらしい。
ま、フランス人が自由な意志の持ち主で自分に忠実に生きているっていうことを礼賛したいらしいんですけど。
それにしても、著者はかつてフランスが少子化で悩んでいたことや、それを克服するためにいかにさまざまな制度が導入されたのかご存知ないのだろうか。結婚していない女性がなぜ安心して子供を産めるようになったのか、なぜPACS(婚姻関係にないカップルにも夫婦と同じ権利を認める法律、同性愛のカップルにも適用される)があれだけ物議をかもしたにもかかわらず制定されたのか、そんなことはどっかふっとんじゃっているらしい。
いくらフランス人がノー天気だからって将来の保証がまったくないのにポコポコ子供は産まないって。
フランスに限らず外国に住んだことのある人が、自分の身のまわりの限られた体験と単なる印象だけでその国の全てをわかったかのごとく無批判に礼賛したり、反対に批判しまくったりしている本が売られていますが、執筆する前に、せめて主要な統計や制度の成り立ち、現代史などにちょっとでも目を通していただきたいものです。
でもわが国の(前)大臣も、統計を全く無視した発言を最近してたしなあ。
ところでこれを課題に選んだ講師の意図って何だったんだろう。
案外ヨイショされたのを素直に喜んでたりして。
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