カーボヴェルデの音楽
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ヴォス・ドゥアモール アーティスト:セザリア・エヴォラ |
ポルトガル語の授業でアフリカの旧ポルトガル植民地Cabo Verdeについての話が出た時、そこの音楽でMornaというのがあると教わりました。
ポルトガルのFadoやブラジルのModinhaがあわさったようなタイプの音楽で、伴奏はピアノ、ヴァイオリン、カヴァキーニョ(ウクレレみたいな楽器)アコーデオンなどのアコースティックな楽器です。ポルトガル語が変化したクレオール語で歌われます。
独立以前はポルトガル当局から国民的音楽としての地位を与えられていたようです。
上に掲げたCesaria Evoraは国を代表する歌手で(アマリア・ロドリゲスや美空ひばりみたいな)、いまやインターナショナルな存在で日本でもコンサートを行って以来人気があるそうです。"Sodade"(クレオール語でsaudadeのこと)のヒットで国際的な地位を確立しました。
Ildo Lobo(1953-2004)は惜しくも4年前に亡くなりましたが、彼もまた国民的なモルナ歌手でした。
カーボヴェルデは面積4000平方キロメートル、人口50万の小さな国であるにもかかわらず、音楽はMorna以外にもFuna'na,Funacola、Batuqueなどジャンルも幅広く、それぞれから多くのアーチストを輩出しています。
Fna'naはもともとアコーデオンとferrinhoと呼ばれる金属を打ち鳴らす打楽器の伴奏による単旋律の音楽でした。歴史は浅く、20世紀にサンチャゴ島にアコーデオンがもたらされてから生まれた音楽らしいです。国家独立以前、Mornaがポルトガル権威筋から高いステータスを与えられていたのに対して、funa'naは”卑俗な(つまりアフリカ的な)”音楽として低い地位におしとどめられ、首都では禁じられていました。日の目をみたのは独立後です。
Funa'naがMornaに匹敵するジャンルに成長した背景には、70年代に入ってCatcha'sやBulimundoがジャズやクラシックの要素をとりいれ、伴奏もギターやドラム、シンセサイザーなどを導入して若者の間で広まったことや、フランスでランバダに続く大ヒットとなり、国際的な地位を確立したことにあるようです。
ダンスのジャンルとしてのFna'naもあります。こちらの映像はショーダンスとして撮影されたもののようで、民衆の踊るものはもっとダイナミックです。
Bulimundoから分かれたFinac'onはFuna'naにColadeira(Mornaの変種)をフュージョンさせたFunacolaという新しいジャンルをうちたてました。
Batuqueはカーボヴェルデの音楽で一番古いジャンルといわれています。もともとは女性のダンスミュージックだったそうで、Funa'na同様独立以前は低い地位におしとどめられ、首都では禁じられていたらしいです。リズムに特徴があるようです。80年代にOrlando Panteraが現在の形であるNeo-Batukをうちたてましたが、彼自身は録音を残すことなく、2001年に亡くなってしまいました。
現在BatuqueのアーチストというとPanteraの次の世代です。TchekaやLuraのほかにMayra Andradeというインターナショナルに活動している歌手がいます。
彼女はキューバ生まれで父親がカーボヴェルデ人です。ブラジル音楽からも多大な影響をうけており(実際アレンジをブラジル人が担当することも)、音楽によってはブラジル的な響きがします。現在フランスに住んでおり、シャルル・アズナブールとも共演しています。
(ポルトガル語ですがインタビュー記事がありました。)
彼女の歌がフォルクロールというよりはヨーロピアンポップミュージックと呼んだほうがふさわしいのに対し、TchekaやLuraの歌は現代風ではあるけれど土着の香りを色濃く残しています。
こちらのサイトはフランス語ですが、音楽をはじめカーボヴェルデのさまざまな情報がのっています。
こちらはアフリカの主だったアーチストのパーフォーマンスが見られます。
またアーチストに関する情報や試聴はこちらでどうぞ。誰か一人を検索すると、その人と同じジャンルのアーチストを検索できるようになっています。言語は多少選べます。
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